海外各社のスポット価格について
よくセールなんかでみる「Spot+$x.xx」ですがこれそもそものスポット価格が業者によって微妙に違います。
個人的にはスポットというのは現物市場の価格のことと認識していますが、先物価格をスポット価格としておいているように見受けられる業者もあるので多少の注意は必要です。
基本的には現物価格より先物価格の方が少し高いのが普通です。銀価格でいえば$0.1前後期近の先物価格の方が高い印象です。
各社のスポット価格
2021/1/9時点の各社のスポット価格です。基本は銀についてみていきますが価格は金、プラチナ、パラジウムも載せておきます。
貴金属業者 | 金価格 | 銀価格 | プラチナ価格 | パラジウム価格 |
---|---|---|---|---|
SilverGoldBull | $1849.83 | $25.43 | $1072.56 | $2389.39 |
BullionStar | $1849.25 | $25.43 | $1068.11 | - |
SD Bullion | $1857.13 | $25.54 | $1073.24 | - |
APMEX | $1860.90 | $25.60 | $1077.10 | $2408.00 |
COININVEST | $1851.29 | $25.47 | $1079.69 | $2378.36 |
マーケットでの価格
マーケット価格は以下です。
本ブログで基準にしているsilverprice.orgは$25.43
CME銀先物(21年3月限)は$25.500
感想
これを見るとスポット価格が一番安いのはBullionStarでアメリカのSDBullionとAPMEXは少し高いですね。
BullionStarは現物連動で、SDBullionとAPMEXは先物連動というように見えますね。
これアメリカの2社は去年の春先みたいに先物と現物の値段が乖離したら価格どう動くんでしょうね?
普通に価格ヘッジをかけようとするとミントから現物を購入しつつ、先物売りを組み合わせるのかなと思うのですがヘッジの仕方が各社違うということですかね?
販売価格の基準にしているマーケットとヘッジに使用するマーケットが違うと乖離が発生した場合に損失が出る可能性があるのでリスクを抑えるなら同じにしていると思うのですがそのあたりどうなんでしょう?
あとは為替の要因もありそう。
やはりSpot+$x.xxだけ見るのではなく金額も含めて判断した方がよさそうですね。